グローバル人材育成の総合ソリューションパートナー アルク

e-learning 活用事例
豊橋技術科学大学
学びの意欲と動機を高める 学習支援のあり方

豊橋技術科学大学 教授
総合教育院 院長
加藤三保子先生

 世界で活躍する技術者や研究者を育成することを目標として掲げる豊橋技術科学大学。ALC NetAcademy2は導入から10年以上、アルクの英語学習アドバイザーの常駐も4年目に突入し、全ての学生と教職員が利用できるインフラとして浸透しています。同学は、こうしたツールを「武器」に、さらなるグローバル化へとかじを切っていきます。

導入サービス:ALC NetAcademy2 + ALC NetAcademy NEXT + 学習アドバイザー

NA2でグローバル化を推進

 本学は、技術者や研究者の養成を使命とする工科系大学です。学生の8割は高等専門学校からの編入者で、大学院への進学率が非常に高いのが特徴です。グローバル化を積極的に推進しており、そのためには英語だけでなく基礎教養も重要という考えの下、総合教育院が英語も含む教養科目全般を担っています。
 ALC NetAcademy2(以下NA2)を10コース導入しており、学部1・2年生の必修科目では、「PowerWordsコース プラス」という語彙力強化のコースを 副教材として利用しています。全12レベルのうち、1年生で2レベル、2年生でさらに2レベルを授業外の課題とし、中間・期末テストで達成度を確認して、それを成績に加味します。1レベル当たり1000語を学習するコースなので、2年で4000語を学習することになりますね。
 3・4年生の選択必修科目では、この春からNA2の「スーパースタンダード コース」で単位を出す授業が始まりました。学生は指定日以外は教室に来る必要はありません。通常の英語授業で出席率8割を単位認定の条件としているところを、この授業では30時間以上の学習時間を必須としており、その上で、テストの結果で評価をしています。
 入学前教育でもNA2を利用していましたが、2018年度からALC NetAcademy NEXTに移行しています。
 NA2は授業以外にも、全ての学生と教職員に開放しています。ですが、「ご自由にどうぞ」と言うだけで積極的に活用してもらうのは難しい。10年以上NA2を利用していますが、最初のうちは授業利用をしていなかったため、その存在すら知らない学生もいました。eラーニングは、授業・評価・単位認定といった強制力がないとなかなかうまくいきません。今でも、授業で使うコースとそれ以外では稼働率に圧倒的な差があります。

英語学習アドバイザーの役割

 NA2の利用を促進し、その学習効果を高め、学生や教職員の英語力アップに全面的に貢献してくれているのが、アルクの英語学習アドバイザーです。「英語学習アドバイザールーム」という専用の部屋を設け、3人のアドバイザーが交代で常駐しています。主な業務は、英語学習に関する個別相談やアドバイス、外部試験対策のミニ講座の開催などです。NA2の使い方も熟知しているので、分からないことがあればアドバイザーの所へ行くように、と学生には言っています。
 アドバイザールームには、英語の教材や雑誌、新聞などが置いてあり、誰もが英語に親しめる環境を用意しています。そこで自由参加の自習会を開催したり、「コモンズ英会話」という英語のフリートークの時間を設けたり......。英語に関して、授業や業務に追われる教職員では手が回らないことを一手に引き受けてくれているので、本当に助かっています。
 アドバイザーに職員向けの英語講座をお願いすることもあります。英語教員がいるのになぜ、と思われるかもしれませんが、教員は日々の授業で忙しく、また 同じ学内の人間同士で教えたり教わったりするのも気まずい場合がありますから、その意味でもアドバイザーの存在がありがたいのです。
 アドバイザーもeラーニングも、その存在を積極的にアピールしないと十分に活用されません。本学では毎学期の最初に、学生や教職員を対象とした、英語学習アドバイザーによるガイダンスを行い、アドバイザーやNA2の利用方法について案内をしています。この春もガイダンスを実施しましたが、その直後から学習相談や講座の予約が続々と入っていました。 また、教職員も折に触れてアドバイザールームに立ち寄り、参考書を見たりアドバイザーと話したりしているようです。専門系の指導教員に勧められて個別相談に来る修士の学生もいます。制度がかなり浸透してきているのはうれしい限りです。

(写真左)英語学習アドバイザールームでは、誰もが入りやすく、英語に親しみやすい雰囲気づくりを大切にしている。
掲示物は全てアドバイザーの手によるもの
(写真右)4月中旬に行われた、学生・ 教職員向けのガイダンスの様子。アドバイザー自らが、アドバイザーやeラーニングの活用法を紹介した

さらなるグローバル化に向けて

 本学は、2014年度に「スーパーグローバル大学創成支援事業」の採択校となっており、今後さらなるグローバル化を推し進めていきます。2017年度からは、全学生を対象に、実践的な英語力養成を図る新カリキュラムがスタートしており、専門科目と英語教育の連携による「バイリンガル講義」も本格化しました。これは、全ての専門科目の授業で英語の教科書を利用し、教員の説明は日本語と英語をうまく折り混ぜて行うものです。英語が苦手な学生が多いため、1年生と高等専門学校からの編入者が多い3年生については、バイリンガル講義に対応できるよう、入学後すぐの前期に語学の授業を集中的に実施しています。
留学生の受け入れ増も目標の一つで、彼らと日本人学生が共同生活を送るシェアハウス型の宿舎「TUTグローバルハウス」が2017年の春に完成しました。
 今後、工学系の学生にとって、英語がますます重要になっていくことは間違いありません。本学のグローバル化施策とそれに伴う語学教育改革において、eラーニングと英語学習アドバイザーは、なくてはならない存在となっています。バイリンガル講義はまだ始まったばかりですから、これからは今まで以上に教員とアドバイザーが連携を深め、しっかり成果を出していかなければなりませんね。

ALC NetAcademy NEXT利用データ

【目 的】総合力強化/基礎力強化/テスト対策
【対象者】学部生、大学院生、入学前の学生、教員、職員(合計で約2500人)
【コース】スーパースタンダード、スタンダード、初中級コース プラス、TOEIC®テスト演習2000、英語入門、 PowerWordsコース プラス、英文法、ライティング<基礎>、技術英語<基礎>、技術英語パワーアップ

■利用方法■■
授業の主教材: 3・4年生の授業でeラーニングのみで単位認定
授業の副教材: 1・2年生の授業外の課題として利用
自習用: 全てのコースを全学生、教職員に開放
入学前学習: 1年生、3年生の入学予定者の英語課題として設定

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